「ばあちゃんち」は、築100年以上を経た熊本地方の典型的な民家です。にわや・かんもんぐら・井戸などをそなえ、家の間取りは「田の字形」で、境の襖をはずせば広い座敷になるのが特徴です。玄関を一歩入ると、土間がひろがり、夏はひんやりと涼しい空気が漂います。縁側に座ると昔懐かしい時代へタイムスリップしたような、また、田舎のおばあちゃん家に遊びに行ったことを思い出させてくれるような空間です。

 この「ばあちゃんち」は、子育て支援の拠点、子どもから高齢者まで地域の方々が集える場、命を支え生活の知恵を伝える「地域の台所」、暮らしの作法をつたえる「地域の茶の間」、地域での生き方を伝える「地域の縁がわ」を備えた「地域の大きな家」になることを願いながら開設されました。たくさんの経験・体験・学び・交流・癒しのスペースになることを願っております。